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三重県津市でヨガを教えています。ヨガのことだけでなく、日々のいろんなことを書いていきます。


by NAO
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羨ましいというか、もったいないというか・・・

夫が一週間自転車通勤をした。運動をしようと思い立ったわけではなく、やむにやまれぬ事情でそうせざるを得なくなったのである。本当の理由はここには書けないので、車が壊れて修理に時間がかかり新車に買い替えるお金がない、ということにしておこう。嘘だけど。
ちなみに自転車通勤時間は行きは20分、帰りは登りになるので30分くらい。電動アシスト付きでもロードバイクでもなく、軽快自転車(いわゆるママチャリ)。
先週の月曜から始めて一週間。日曜日、「ベルトがゆるゆるでジーンズがずり落ちそう」と言いだした。

夫はもともと太らない体質のようで、かといってガリガリというわけでもなく、いたって普通の体型だ。全然運動していないが体脂肪率もそんなに多くないし、体重計に示される体内年齢も二十代なのだ。ただ私の目からはちょっとおなかがぽちゃってきているように見えていた。ホンマに体内年齢二十代なんかい、と体内年齢40代後半の私が言うのもなんだが、ひそかにそう思ってはいた。
体重を測ってみると1.5キロくらい減っていた。私なら1.5キロの増減なんて普通にあることで驚かないけれど、夫がその体重にまで減ったことは結婚して以来始めてのことだろうと思う。
そして数字以上に見た目に明らかにおなかがひっこんでいるのだ。ベルトに乗りかけていたお肉がなくなっている。おなかだけ見ればもっと体重が減っていてもいいくらいだが、筋肉がついて逆に脚などは重くなっているのかもしれない。

1週間の自転車通勤のほかにはここ1~2週間くらい朝食をフルーツだけにしている。ナシならナシだけ、グレープフルーツならグレープフルーツだけと果物1種類にして(量の制限はなし)、あとはブラックコーヒーのみ。それまでは朝食にはトーストとか菓子パン、ヨーグルトを出していた。
朝食は朝バナナダイエットにヒントを得たもの。ただ私はこれが合わなかったので私自身はフルーツも食べず朝はカフェオレのみにしているけれど。
なんで私が朝バナナが合わなかったかというと、朝何かを食べ始めると猛烈に食欲が湧いてきて家中の食べ物を食べだしてしまうからなのだ。何にも食べないでいるとなぜか食欲は湧かない。

夫はおなかがへっこんできたことに対して「いやで仕方がない、またすぐニクを取り戻したい」ということはさすがになさそうだが、あまり嬉しくもなさそうである。せっかくおなかがへっこんだんだからこれをきっかけに腹筋割ってみたら、と私が言うと「冗談じゃない」という顔をしている。夫は運動に興味ないし、筋肉をつけたいとか腹筋を割ってみたいとかいう願望がまったくないのである。むしろそういうことに情熱を抱くことを理解できないようだ。そして車が直ったら、さっさと自動車通勤に戻りそうな気配。

太らない体質というのは私のような水飲んでも太る(むくむ)人間からすると羨ましいというか納得できないというか。夜遅くにコテコテのラザニアをたらふく食べても体重が増えない。確かに私ほど食い意地が張っていないし忙しいからおやつを食べる暇もないし、肉も食べられない。それにしてもだ。

そして太らない体質の人は(というかもしかしたら夫だけなのかもしれないが)、健康的に自然に体重が落ちて筋肉がついてきても、そんなに嬉しくないし今後もそれを維持しようという気持ちにもならないらしいということを初めて知った。もともと太っていなかったんだから、元の体重に戻ったところで痛くも痒くもない。そりゃ確かにそうなんだが。

「ダイエットしなきゃ」とか「これ食べたら太るからガマンしよう」とか、「ガマンできずに食べてしまった。私はダメ人間、もう死にたい」とかいうことを一度も考えたことのない人生ってどんなんだろうと想像してみた。そんな人がいるというのが信じられないが、現に夫がそうなのだ。
もし私がそういう無駄なことを今まで1秒も考えずに生きてきたなら、浮いた時間でさぞかし世のため人のためそして自分のためになる偉大なことができていたに違いない(?)。

私が言いたいのは、だから太らない体質の人は浮いた時間で世のため人のためになることを考えてくれということでもなく、夫よ腹筋を割ってくれということでもなく、夫と私の体型格差がこのままどんどん開くと非常にやばいのでなんとかしないといけない、ということなのであった。
子どもが来年幼稚園に入園するときにはスラリとした体型でスーツを着て普通のお母さんに見えたいという願望がある。別にかっこいいママさんグループ(そいういうのがあるのかなやっぱり?)に入りたいとかは思わないけれど、私があんまりださいと娘が可哀想だしな、とはやはり少し考える。
私も天気のいい日にはせいぜい娘を自転車に乗せて買い物に走り回ることにしよう。
by wumingzhi | 2008-08-25 18:23 | 肉体改造計画