電子辞書のヒストリー機能
2004年 12月 06日
昨日、鈴木光司の講演終了後、電気屋さんに出かけた。
夫が入用のものを捜している間、手持ち無沙汰の私は電子辞書のコーナーへ。
私の持っているのはCASIOのEx-wordだが、それの音声の出るタイプがあったので発音を聞いてみることにした。
なんという語を引こうかなと思い、とっさになんとなく頭に残っていた〈説不定〉を引いてみた。
しかし全ての言葉に発音がついているわけではなく、〈説不定〉に発音データはなかった。
そこで何にしようかな、と考えて絶対発音データがありそうな〈愛人〉を引く。そしたらあった。しかし別に面白くもなんともない。こういうときにとっさにろくな語が出てこないというのがなんだか悲しい。
辞書を買うためその他の目的で、何種類かの辞書を引き比べてみることがあると思うのだが、そういう場合、何語であれ、引き比べるための決めワード、みたいなものを持っている人は多いと思う。
私は中国語では特にないのだが(それほど語彙がないので)、そのときふとひらめいて、ヒストリーボタンを押してみた。
これを使うと、その電子辞書でこれまで引かれた言葉のいくつかがリストアップされてくる。それを見れば、その店でこの中日辞典を試し引きした人が、どんな単語を決めワードにしたかがわかるではないか。
すると、結構知らない言葉がいろいろ出てきたのだった。私が知らないだけかもしれないが。
〈安歩当車〉という言葉もおかげで知ることができた。意味は「車に乗らずにゆっくり歩いて行く。古くは貧しい暮らしに満足する、清貧に甘んじるのたとえにも用いた。」ということである。
こういう言葉が決めワードの人の人物像がなんとなく思い浮かぶ。
年齢は60代の男性で、漢詩好きが高じて中国語学習の道に入った。ラジオ体操が日課の、清貧を重んじる穏やかな人物。いい感じですね。
しかしリストを見ていくと、cao(4声)という、初めてお目にかかる単語というか文字が。
上が〈入〉で下が〈肉〉という字面もいかにもな雰囲気で、意味もやっぱりいかにもな意味であった。しかしこういう語は学校で習わないので、まあ勉強になった。
こういう言葉が決めワードというのも、やはりわかる気がする。実は私も英英辞典の決めワードはなぜか one-night stand であったりするから、あまり人のことはとやかく言えない。
しかし、辞書を購入する上でどういう範囲まで載っているかを知るのには、cao4はいい決めワードかもしれない。そういう真面目な目的で引かれた語だったかもしれない。もしかしたら〈安歩当車〉のお父さん(勝手にオヤジと決め付けている)と同一人物が引いたのかもしれないし。
しかし、日本語の訳があまりにも具体的だったので、ちょっとびっくりしてしまったのでした。
夫が入用のものを捜している間、手持ち無沙汰の私は電子辞書のコーナーへ。
私の持っているのはCASIOのEx-wordだが、それの音声の出るタイプがあったので発音を聞いてみることにした。
なんという語を引こうかなと思い、とっさになんとなく頭に残っていた〈説不定〉を引いてみた。
しかし全ての言葉に発音がついているわけではなく、〈説不定〉に発音データはなかった。
そこで何にしようかな、と考えて絶対発音データがありそうな〈愛人〉を引く。そしたらあった。しかし別に面白くもなんともない。こういうときにとっさにろくな語が出てこないというのがなんだか悲しい。
辞書を買うためその他の目的で、何種類かの辞書を引き比べてみることがあると思うのだが、そういう場合、何語であれ、引き比べるための決めワード、みたいなものを持っている人は多いと思う。
私は中国語では特にないのだが(それほど語彙がないので)、そのときふとひらめいて、ヒストリーボタンを押してみた。
これを使うと、その電子辞書でこれまで引かれた言葉のいくつかがリストアップされてくる。それを見れば、その店でこの中日辞典を試し引きした人が、どんな単語を決めワードにしたかがわかるではないか。
すると、結構知らない言葉がいろいろ出てきたのだった。私が知らないだけかもしれないが。
〈安歩当車〉という言葉もおかげで知ることができた。意味は「車に乗らずにゆっくり歩いて行く。古くは貧しい暮らしに満足する、清貧に甘んじるのたとえにも用いた。」ということである。
こういう言葉が決めワードの人の人物像がなんとなく思い浮かぶ。
年齢は60代の男性で、漢詩好きが高じて中国語学習の道に入った。ラジオ体操が日課の、清貧を重んじる穏やかな人物。いい感じですね。
しかしリストを見ていくと、cao(4声)という、初めてお目にかかる単語というか文字が。
上が〈入〉で下が〈肉〉という字面もいかにもな雰囲気で、意味もやっぱりいかにもな意味であった。しかしこういう語は学校で習わないので、まあ勉強になった。
こういう言葉が決めワードというのも、やはりわかる気がする。実は私も英英辞典の決めワードはなぜか one-night stand であったりするから、あまり人のことはとやかく言えない。
しかし、辞書を購入する上でどういう範囲まで載っているかを知るのには、cao4はいい決めワードかもしれない。そういう真面目な目的で引かれた語だったかもしれない。もしかしたら〈安歩当車〉のお父さん(勝手にオヤジと決め付けている)と同一人物が引いたのかもしれないし。
しかし、日本語の訳があまりにも具体的だったので、ちょっとびっくりしてしまったのでした。
by wumingzhi
| 2004-12-06 01:39
| 学中文