久しぶりの映画館
2009年 03月 09日
土曜日、夫が娘を遊園地に連れて行ってくれた。
娘の体力も回復し、私が一人で休めるようにとおもんばかってくれたのだ。
私はその日の前々日は38.5度くらいまで熱が上がったが、土曜日にはもう引いていて、咳が出るくらいだった。
土曜日は普段はヨガとベリーダンスだが、この週はたまたまどちらもお休み。ぽっかりと空いたのだ。
いざひとりになってみると、ちょっと寂しい。いろいろやりたいことがあるはずなのに、友達にながながとケータイメールを打っていると時間が過ぎてしまった。
久しぶりに映画館に映画を見に行きたい。『おくりびと』が見たい。が、そろそろ美容院にも行きたい。
あ、あくまでも夫は私が家でゆっくり休養できるようにとはからってくれたのだった。しかし、美容院でも映画でも、行ってしまえばじっとしているので構わないだろうという私の理論。
心情的には映画が見たい。が、必要性では美容院が勝っている。しかたなく、美容院に電話する。が予約がいっぱいで断られてしまった。なんとなくほっとしたりしながら、映画に行くことにする。
『おくりびと』はとても混んでいるのではないか。ネットで予約したようがいいだろうか。などとネットでたらたら調べているうちに時間が経ってしまい、結局カード決済が面倒で、混んでてだめならチェンジリングも見たいのでそれでもいいや、と出かけることにした。
三十分前に着いたら、ちゃんと席が取れた。シネマコンプレックスだが心なしか映画館ロビーにたむろしている人々の年齢層が高い気がする。
飲み物を買いに行って(コーヒー・紅茶・ウーロン茶さえも飲まないことは続けているので自販機では買えずスーパーまで爽健美茶を買いに行かねばならなかった。持参すべしですな)戻り、劇場内に入ると、果たして年齢層がめちゃめちゃ高かった。ほとんど中高年だ。こんな映画館初めてだ。若い人も結構興味を持ったのではないかと思っていたのだが。
そして上映前にはあまり大きくはない館内だが満員になった。
映画の冒頭で、最初の御遺体が映るとなんだかそれだけでちょっと胸がじーんとして目頭が熱くなってきた。
が、このあとすぐコミカルな展開になって、なんだかあれれ?という感じ。特に映画の最初の部分はコミカルさが強調されているようだった。これはそういうんじゃないんですよ、笑っていい映画なんですよ、という説明なのかな。
思ったより随分笑える映画で、そんなに涙は出なかったけれど、1箇所個人的に「ぎくり」とする部分もあり。
重いテーマを軽く、でも軽々しくはなく伝えている。そういう感触を持った。
それ以上に、映画館で映画を見るということが本当にひさしぶりで嬉しかった。あと、中高年の人は結構、映画を見ていても思ったことをすぐ口に出すので面白かったですね。
終盤、モックンのお父さん役の役者が映ると、ひそひそと「峰岸徹や」。
そして、その峰岸徹が固く握りしめている手をモックンが開こうとしてなかなか開かない。手に何か握り締めている。と、どこからか口々に、
「・・(=伏せ字)や、・・」との声が。
いや、私だってそう思ったけど。ていうかみんな思いますね。でも心の中で叫んでください。
しかしそういうのもなんだかいやではなく楽しめたりしたのでした。
4月からはバリバリ映画館で映画が見れるなー。
娘の体力も回復し、私が一人で休めるようにとおもんばかってくれたのだ。
私はその日の前々日は38.5度くらいまで熱が上がったが、土曜日にはもう引いていて、咳が出るくらいだった。
土曜日は普段はヨガとベリーダンスだが、この週はたまたまどちらもお休み。ぽっかりと空いたのだ。
いざひとりになってみると、ちょっと寂しい。いろいろやりたいことがあるはずなのに、友達にながながとケータイメールを打っていると時間が過ぎてしまった。
久しぶりに映画館に映画を見に行きたい。『おくりびと』が見たい。が、そろそろ美容院にも行きたい。
あ、あくまでも夫は私が家でゆっくり休養できるようにとはからってくれたのだった。しかし、美容院でも映画でも、行ってしまえばじっとしているので構わないだろうという私の理論。
心情的には映画が見たい。が、必要性では美容院が勝っている。しかたなく、美容院に電話する。が予約がいっぱいで断られてしまった。なんとなくほっとしたりしながら、映画に行くことにする。
『おくりびと』はとても混んでいるのではないか。ネットで予約したようがいいだろうか。などとネットでたらたら調べているうちに時間が経ってしまい、結局カード決済が面倒で、混んでてだめならチェンジリングも見たいのでそれでもいいや、と出かけることにした。
三十分前に着いたら、ちゃんと席が取れた。シネマコンプレックスだが心なしか映画館ロビーにたむろしている人々の年齢層が高い気がする。
飲み物を買いに行って(コーヒー・紅茶・ウーロン茶さえも飲まないことは続けているので自販機では買えずスーパーまで爽健美茶を買いに行かねばならなかった。持参すべしですな)戻り、劇場内に入ると、果たして年齢層がめちゃめちゃ高かった。ほとんど中高年だ。こんな映画館初めてだ。若い人も結構興味を持ったのではないかと思っていたのだが。
そして上映前にはあまり大きくはない館内だが満員になった。
映画の冒頭で、最初の御遺体が映るとなんだかそれだけでちょっと胸がじーんとして目頭が熱くなってきた。
が、このあとすぐコミカルな展開になって、なんだかあれれ?という感じ。特に映画の最初の部分はコミカルさが強調されているようだった。これはそういうんじゃないんですよ、笑っていい映画なんですよ、という説明なのかな。
思ったより随分笑える映画で、そんなに涙は出なかったけれど、1箇所個人的に「ぎくり」とする部分もあり。
重いテーマを軽く、でも軽々しくはなく伝えている。そういう感触を持った。
それ以上に、映画館で映画を見るということが本当にひさしぶりで嬉しかった。あと、中高年の人は結構、映画を見ていても思ったことをすぐ口に出すので面白かったですね。
終盤、モックンのお父さん役の役者が映ると、ひそひそと「峰岸徹や」。
そして、その峰岸徹が固く握りしめている手をモックンが開こうとしてなかなか開かない。手に何か握り締めている。と、どこからか口々に、
「・・(=伏せ字)や、・・」との声が。
いや、私だってそう思ったけど。ていうかみんな思いますね。でも心の中で叫んでください。
しかしそういうのもなんだかいやではなく楽しめたりしたのでした。
4月からはバリバリ映画館で映画が見れるなー。
by wumingzhi
| 2009-03-09 21:27
| 映画