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三重県津市でヨガを教えています。ヨガのことだけでなく、日々のいろんなことを書いていきます。


by NAO
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産後初美容院

昨日、美容院に行った。産後初である。
子どもを置いて行くのはどうも気が引けてしかたがなかった。不安でもあるし、自分が「行こう」という気にならない。でも夫が強く勧めてくれたので、子どもを任せて思い切って出かけることにした。カットとパーマで3時間くらいかかるかもしれないが、うまくしたら3時間は授乳せずに済ませられるギリギリの時間でもある。

美容院に行くと言っても、今までのように思いついたらすぐ行けるということはもうない。

まず服を着替える(あたりまえ)。
哺乳瓶を用意する。哺乳瓶の消毒及びポットの温度設定を60℃に下げる(これは夫がやってくれた)。
家を出る時間ギリギリに授乳。

そして出かけようと思ったときに夫がおむつを換えてくれていたが、同時にミルクを吐いていた。片手におむつ、片手にティッシュで夫、プチパニック。でも大丈夫だというので家を出た。

今まで行っていたところは片道で30分くらいかかるので断念。新たに見つけた歩いて5分ほどで行ける近所の美容院に行ってみることにした。いわゆる『地域密着型』美容院で、とても不安だったのだが、選択の余地はない。

そこは「先生」と呼ばれる40代後半くらいの女性と、小学1年生くらいの子持ちの女性と、20歳前後の女の子と三人がいた。
慣れない『地域密着型美容院』ではあったが、得るところも多かった。

『先生』は体格のいい女性であった。そして20歳前後の女の子はその年齢の女の子によくいるようにとてもやせた子だった。1日1食しか食べないのだという。そして和食が好きらしい。
『先生』は肉が好き。パンも好きで寝る前に1個食べないと気がすまないらしい。

やっぱりやせている人はやせるような食生活、そうでない人はそれなりの食生活なのだ。と深く感じ入った次第である。

有線から流れる男性ボーカルの曲を『先生』が「これ誰の歌?」と訊いて、女の子が「湘南の風です」と答えていた。
先生「湘南の風ってそれグループ名? 曲名じゃなくて?」
女の子「グループ名です」
先生「どんな感じのグループ? かっこいいの? ジャニーズ系みたいな?」
女の子「いいえ、B系です」
先生「B系ってナニよそれ?」

ここでの『先生』の疑問はすべて私の疑問と言ってもいい。
ちょっと家にこもっていたら世の中はわからないことだらけになっていた。
B系はいわゆるストリート系、ヒップホップみたいのらしいのだが・・・(女の子いわく)。

髪はかなり段を入れてパーマをかけた。
仕上がりは、まあ私の頭なんてどこでやっても同じだな、と思った。気分の問題だ。
しばらくはそこに通うことになるだろう。近いから。地域密着型トークに始めはとまどったが、先生も悪い人じゃなさそうだし。

時間は2時間半ほどで帰ってこれた。

その間夫はと言うと、なかなか大変だったらしい。

私が出るとすぐ娘がむずかって泣き始め、ミルクを飲ませてみようかと作ろうとしたら温度が下がっておらず水で冷やしたりしてやっと作り、飲ませ始めたらすぐに飲むのをやめて寝たので寝かせようかと思うとすぐに起きてまたぐずり始め・・・。
初の二人きりの時間は本人曰く、「上を下への大騒ぎ」だったらしい。

それくらいは普通だと思うけれど、私の場合母乳だからそれほど面倒ではない。調乳して哺乳瓶を洗って・・・となるのが大変だと思う。ミルクで育てているお母さんの苦労がしのばれる。

ゆうべ翻訳の育児書を読んでいたら、アメリカではいっぺんに哺乳瓶6本(1日分)のミルクを作って冷蔵庫に保管し、その都度温めて飲ませるようだ。合理的~。でも温めるのも結構面倒くさそう。いずれにしてもミルクは面倒。ってことで母乳に感謝。

夫にも感謝だ。

沐浴はもうとっくにベビーバスは使わなくなり、夫の入浴時に一緒に入れてもらっているが、ゆうべのお風呂時、ふと見ると湯の中の夫の体にあやしい物体が付着していた。

やっちゃったんですかお嬢さん? やっちゃったんですねお嬢さん。

それを見て夫、多少びっくりしていたものの、それほど慌てるでもなかった。自分の子のものでもウンチは苦手なお父さんは多いみたいだが。

ところで、子どものウンチは母親にとっては汚くない。100パーセント、自分から出ているものだから。でも子どもの父親にとっては単なる排泄物だろう、とは思う。でもあんまり汚がられると子どもが可哀想だし、自分をも否定されているようでいい気分ではない。

天国の夫の母が見ていたらどう思うだろうな、と考えた。自分の息子が赤ん坊のおむつを換えたりミルクを飲ませたり、お風呂でウンチを浴びせ掛けられたりしている姿を見たら。
きっと目を丸くしてびっくりして、でも嬉しそうに笑ってくれるだろうな、という気がする。
by wumingzhi | 2006-04-30 09:45 | 生活