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三重県津市でヨガを教えています。ヨガのことだけでなく、日々のいろんなことを書いていきます。


by NAO
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完璧、マタニティ・ブルー

ゆうべはあれからしばらく夫(と娘)は寝ていた。

二人が起きたので、夫と一緒に沐浴をさせた。沐浴はうまくいった。娘はバスに浸かっている間はおとなしくて、沐浴が好きみたい。

娘は添い寝が気に入ったみたいなのでベビー布団を片付けて普通の布団を今までの夫婦のダブル布団の隣りに敷いて、私と娘がダブル、夫がシングルで寝ることにした。川の字ではなく、娘・私・夫の順。

さて寝よう、と思ったところ、夫がとても遠く感じた。すぐ隣りに寝ているのに、だ。
今までは同じ布団だったから寝ながら自然に手や足が触れ合う。ずれている掛け布団を直したり、意味なく頭を撫でたり耳をさわったり・・・という行為が、別の布団に寝ているというだけで、自然にできない。
私に背を向けて肩に手をやり肩揉みをせがむ可愛いしぐさ。妊娠中は気分が悪いことを言い訳にしてほとんど無視した。つわりがやっと終わったのに、今やもうそれに応えてあげることもできない。

「ラブラブ」とからかわれることもあるけれど、ラブラブというよりはむしろ一心同体みたいな感じだった私たち夫婦。その関係も変わっていかざるを得ないのか・・・と思った。

育児に必死で料理もできない。夫の世話が何もできない。娘は私がいなければ生きていけないけれど、夫は私がいなくても生きていけないということはない。
料理もできない、一緒に食事したり散歩に出かけたりもできないのなら彼の奥さんでいる意味がない。

そう思ったら悲しくて悲しくてわんわん泣いてしまった。

無理に手を伸ばして右手で夫の手を握り、左手で娘の手を握る。どうすればいいんだろう。

今朝は夫が朝食を作ってくれた。
目玉焼き・ヨーグルト・カフェオレ・プルーンドリンク・プリン・トースト。

夫が生まれて初めて作った目玉焼き。ものすごく格闘していたけれど、うまくできていた。何よりも気持ちが嬉しかった。
娘に授乳させてから二人で朝食を取る。あと少しで食べ終わるというところで娘の泣き声がしたので、夫に見に行ってもらっておむつを換えてもらった。

ゆうべの悲しい気持ちは今朝は治まっている。

一番怖いのは、一人でいるときにマタニティ・ブルーの症状が出て、それが娘に向かってしまうことだ。
可愛くてたまらないのに。
赤ん坊を床に投げつけたり窓から投げ落としたりする人の気持ちなんてわからない。でもそういう人たちもきっと、可愛くてたまらなかったのに一人きりで追い詰められてそういうことになってしまったのかもしれない。

でも娘の世話自体はまったく苦にならない。泣き声だって可愛い。
by wumingzhi | 2006-04-09 10:24 | K's Garden