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三重県津市でヨガを教えています。ヨガのことだけでなく、日々のいろんなことを書いていきます。


by NAO
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千金、万金

土曜日の授業のとき、老師に質問した。
それは、先週TECCのリスニングの過去問を勉強していたとき、話し手が相手の女の赤ちゃんを「千金」と表現していたことに関してだ。
千金はご令嬢、お嬢さんという意味だということは辞書をひいたらわかった。では男の赤ちゃんのことはなんと言うのか?
私と友達は、「男の子の誕生の方が喜ばれるから(昔の考えでは)、千の上を行く万金ではないか?」と話し合った。

老師によると男児の場合は、女の子の千金に当たる言葉としては(女児の千金のようには現在はあまり使わないらしいが)「少爺」と言うのだそうだ。そう言えば『活着』の主人公も羽振りのいい時代はこう呼ばれていたような気がする。生まれたばかりの子どもでも小さなお爺さんかい、とつい思ってしまうのは日本人の発想なのだろうな。

「千金の上だから万金とでも言うのかと思いました」
と言うと、老師はすごくウケて大笑いしていた。
私にしてみたら、女の子=千金→男の子=万金? というのは割とありがちな発想でそうおかしくもないように思えるのだが、ネイティブの人にとっては思いもつかないような発想であるらしい。嬉しいような悲しいような、だ。いや、ウケたと思って喜んだりしてちゃいかんのだった。
by wumingzhi | 2005-06-13 00:43 | 学中文