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三重県津市でヨガを教えています。ヨガのことだけでなく、日々のいろんなことを書いていきます。


by NAO
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プレゼント交換

連休中日の日曜日は結婚記念日のお祝いの食事に出かけた。

実際の記念日はもう数日先だが、せっかくの連休なのに遠出できないのでせめて食事でも、と、タウンに繰り出すことになったずら。

今回は記念日のちょっとしたイベントを考えた。それはプレゼント交換!
過去の結婚記念日(ところで、記念日って「記念日」としか変換されないけど、なんで? コレで合ってるの? 「紀念日」と違うの? なにかフンイキ出ないなあ、記念日では。いかん、ゲシュタルト崩壊起こした)では旅行したり、食事に行ったりしているが、プレゼントはなかった。
今回は時間を決めて(2時間以内)町中で解散し、プレゼントを買ってまた集合、ということをしてみることにした。
男性へのプレゼントってどうも思い浮かばない。無難なところではネクタイか。しかしあまりにも無難すぎる。どうせなら何か、夫があっと驚くようなもの、予想もしなかったけれど実はこれが本当に欲しかったんだ、というものを買いたい。

夫も私に何を贈ればいいかわからないだろうから、私は事前に今年の春の私のテーマを教えてあげた。それは「小悪魔」。そして夫に彼自身の春のテーマを訊く。そんなこと考えていなかったようで(想像に難くないが)、ほとんどテキトーに「春風」と夫は答える。

春風ねえ、ふうん。

春風、でイメージするのはやっぱりネクタイ…かなあ。風になびくし。つ、つまらん。

予算は特に決めない。3~4千円かな。でも、本当にいい物があれば、凄く高くても買うかも、とは言っておいた。

名古屋に着き、昼食を取ってから上松美香のインストアライブに行く(この件に関してはとても書きたいことがあったのでまた後ほど詳しく)。それから解散。それぞれの目指すものを探しに行きます。


私はとりあえず三越の男性用品売り場へ。最初はやはりそこでネクタイを見る。ネクタイコーナーへ。たまにはヴェルサーチとか、普段絶対夫が自分では選ばないようなブランドのものはどうだろうか。ふむ。キャラクターネクタイはどうかな。ドラえもんとか、ミッフィーとか。受けるだろうか。いや、受けない。

ネクタイコーナーを後にする。本当は男っぽくてしゃれた小物なんかがいいんだけど。でもライターとか万年筆とか、彼には必要ないし。
フロアをぶらぶらしていると、バーバリーが目に付いたの入ってみた。夫にバーバリー。おもしろいかもしれん。

そこでまたネクタイを見る。いかにもバーバリー、じゃない柄のも結構ある。
ネクタイもいいが、シャツもいいかな、と見ていると、
「どういうものをお探しですか?」 
と若い男性店員に声をかけられた。自分の服を選んでいるとき店員にべたべた後をついてこられるとすごくいやだが、こういうときは助かる~。
で、彼に相談してみた。
「プレゼントしたいんですが、春らしいイメージで。普段ダークな色合いを好んで身につける人なんで赤とかピンクが挿し色に入ったような軽やかな雰囲気がいいんです」
と言うと、いろいろ選んで見せてくれた。
結局、最初にいいなと思ったダークな中にピンクの混じったチェックのシャツにした。チェックといってもいかにもではない。
しかしバーバリーにはジーンズもあるんですね。

私の買い物は1時間くらいで終わった。しかし、実は夫は身に着けるものをもらってもあまり喜ばない人だ。「この服どう? 買おうか?」と言っても、とっさに値段をCDの価格に換算して、「要らない」と答える。これ買うくらいなら同じ値段で国内盤のCDが5枚買えるぞ、みたいな。

しかし音楽好きだからCDを贈るというのもかえって難しい上に面白くない。やっぱりプレゼントは「要らないけれども本当はあったほうがいい」というようなものを贈るのがいいのかな。

早く終わったので夫に電話で連絡を取った。もし向こうも済んでいたら落ち合ってお茶をしようと思い。ライブの前からずっと立ちっぱなしであったので、とにかく足が痛くて仕方がなかったのだ。

しかし電話に出た夫の声は苦渋に満ちていた。
「まだやねん…」
で、私は疲れが極限に達していたので、自分用の本を買ってから先に喫茶店で待っていることにした。
結局、疲れてはいながらも他の買い物もして喫茶店に着いたのは同時くらいだった。
夫は、「やっと見つかった」と言って、ロフトの紙袋を下げていた。

ロフトvs. バーバリー。う~ん、微妙。

「でも、予算よりかなり下回ってしまった」
う~ん、ますます微妙。いったい何なんだろう。
私が欲しがっていたもので、私に「受ける」かな、と思ったというのだが。最近私が欲しがっていたものっていったい何? 何でも欲しがるがすぐ忘れてしまう女。

プレゼントは食事のときに交換することにして、予約してあった豆腐と湯葉料理専門店に行く。ここは昨年の記念日にも行って気に入ったのでまた利用することにしたのである。

食事がすすみ、最初に頼んだグラスワインを空けて日本酒を注文してから、ようやくプレゼント交換ターイム。
夫はバーバリーの紙袋を見てちょっと驚いていた。
そして箱を開けてみて、「わーシャツだ、ありがとう!」と普通に喜んでいた。たぶん彼はあのシャツの代わりに何枚CDが買えるか、実際のところはわかっていないだろう、シメシメ。もし知ったら怒り出すかもしれないから。

で、私がもらったロフトの紙袋の中には、チェブラーシカのぬいぐるみとキーホルダーが入っていた。

チェブラーシカだあ!!!

先日本屋でチェブラーシカの絵本を遠目に見て、そのときは手にも取らなかったのに、夜中にふと思い出して、「あのキャラクター、可愛かったなあ。今度あの絵本買いたいな」と言っていたのである。そして夫の両耳をつまんで「ブンブンブン」と引っ張っては遊んでいたのだ。

夫は、デパートを何軒も回って、やっと最後にロフトで見つけたらしい。
私が「欲しいな」と言っていたことをちゃんと覚えていてくれて(本人忘れていたのに)、探してきてくれたのだと思うとジーン・シモンズ。

今日、かばんに着けたチェブ君の顔をじっと見ていて、なんで私がチェブに惹かれたのかがわかった。

黒い顔、でかい耳、困ったように見開いた大きな目…。

夫に似ているのである。ナンチャッテ。すいません、こんなオチで。
by wumingzhi | 2005-03-22 00:50 | 生活