ブルー・ヴァレンタイン
2005年 02月 14日
ウォーキングがてらよく行く書店は、刑務所のすぐそばにある。
だから、本屋に行くたびに私は刑務所の前を通ることになる。
映画みたいに、黒服を着た人たちがずらっと並んで出迎える図、みたいなのにいつか出くわしはしないだろうか、なんてちょっぴりドキドキ(期待?)しながら前を通るのだけれど、今のところは入っていく人も出て行く人も見かけたことがない。
この刑務所の門のところに郵便ポストがある。
今日通りがかったとき、警察の制服を着た人が、紙袋を持ってそこに投函していた。
ちらっと見ると紙袋の中は封書でいっぱいで、2~300通くらいあったのじゃないだろうか。
どれもごく一般的な白い縦長の手紙用の封筒で、一番上の封筒は宛先が黒いボールペン字で縦書きされているのが見えた。
刑務所の中から外の世界には電話はできるのだろうか。もしできるとしても制限されているだろう。ネットなんてできないだろうな…(というのはあくまでも私の想像で、実のところはよく知らないのですが)。
手紙の持つ重さ、みたいなものを久しぶりに強く感じた。
手紙を出せる人は、でもまだ幸せだ。読んでくれる人、待っていてくれる人が存在するということなんだから。中には弁護士宛ての手紙とかもあるのかもしれないけれど。
折りしも今日はバレンタイン・デイ。ふと、トム・ウェイツの『ブルー・ヴァレンタイン』というアルバムを思い出した。犯罪と男と女、がテーマのアルバムで、およそヴァレンタインには似つかわしくない、でもヴァレンタイン・カードなんかも出てくるほろ苦いアルバムである。
だから、本屋に行くたびに私は刑務所の前を通ることになる。
映画みたいに、黒服を着た人たちがずらっと並んで出迎える図、みたいなのにいつか出くわしはしないだろうか、なんてちょっぴりドキドキ(期待?)しながら前を通るのだけれど、今のところは入っていく人も出て行く人も見かけたことがない。
この刑務所の門のところに郵便ポストがある。
今日通りがかったとき、警察の制服を着た人が、紙袋を持ってそこに投函していた。
ちらっと見ると紙袋の中は封書でいっぱいで、2~300通くらいあったのじゃないだろうか。
どれもごく一般的な白い縦長の手紙用の封筒で、一番上の封筒は宛先が黒いボールペン字で縦書きされているのが見えた。
刑務所の中から外の世界には電話はできるのだろうか。もしできるとしても制限されているだろう。ネットなんてできないだろうな…(というのはあくまでも私の想像で、実のところはよく知らないのですが)。
手紙の持つ重さ、みたいなものを久しぶりに強く感じた。
手紙を出せる人は、でもまだ幸せだ。読んでくれる人、待っていてくれる人が存在するということなんだから。中には弁護士宛ての手紙とかもあるのかもしれないけれど。
折りしも今日はバレンタイン・デイ。ふと、トム・ウェイツの『ブルー・ヴァレンタイン』というアルバムを思い出した。犯罪と男と女、がテーマのアルバムで、およそヴァレンタインには似つかわしくない、でもヴァレンタイン・カードなんかも出てくるほろ苦いアルバムである。
by wumingzhi
| 2005-02-14 17:45
| 生活