人気ブログランキング | 話題のタグを見る

三重県津市でヨガを教えています。ヨガのことだけでなく、日々のいろんなことを書いていきます。


by NAO
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

ジュリワン京都公演

ジュリーwith The Wild Ones京都会館、行って参りました。

開場すると真っ先にグッズ売場に並ぶ。今回はぜひ欲しいものがあった。それはタオル。ジュリーのツアーTシャツなんかは買ったことないけどこのタオルは実用的だと思って。私、日焼け防止のために外を出歩くときはタオルマフラーを巻くんですわ。今は生協のだっさいのを使っているけれど、これがジュリワンのタオルになったらちっとはマシに見えるかと。

15分くらい並んでやっとタオルをゲット。席に着く。席は9列目。チケットが到着したときのブログにカズさん寄りの席と書いたけど、今回はカズさんは向かって左側なのでカズさんとは反対のほう。ちと残念。

ステージ上には所狭しと楽器が並んでいる。何しろツインドラムだ。ジュリーお得意のランニングはこのツアーでは見られないのかな。

開演のブザーが鳴ると同時に、場内はまだ明るいのに拍手が沸き起こる。素晴らしくノリの良さそうな客席で、ワクワクする。

後ろの席の男女3~4人のグループのお喋りがふと耳に入ってくる。

女「加瀬さんから電話があったの、火曜日なんですよ」

加瀬さんって、今日これから出てくる加瀬さんですか?

男「今日この後ワンズのメンバー4人と行くのはドコソコのナニナニという寿司屋で。最初はジュリーやスタッフたちも一緒に、という話だったんだけどね」

加瀬さんの京都のお友達なんでしょうかねえ。ワンズメンバーは今夜は友達と食事に行き、ジュリーたちはホテルか移動、なのかな。明日は金沢だけど。



(曲の解説は思い出すままに適当で、全曲ではなく一部です。)

カモメの鳴き声と波音のSE、音楽が流れジュリーと加瀬さんのナレーション。そしてメンバー入場。ジュリーwith The Wild Onesと鉄人バンド(病み上がりの下山さんは残念ながらお休み)。

オープニングは『シーシーシー』。
今回のツアーはジュリワンのアルバムを中心に、加瀬さん作曲のジュリーの往年のヒット曲とワイルドワンズの曲が同数。加瀬さんはジュリー曲を多くしたかったのだけれど、ジュリーの希望で同数になったのだそう。

それにしてもステージ上にいっぱい人がいるわい、と思って見ていると、あれ? カズさんがまだ出て来ていない!? もう曲始まってるのになんで?

と思ったら私の席からだと小さいカズさんにワンズの中では一番大柄な島さんが完全に覆い被さって皆既日食のよう。全然見えないではないですか。私がカズラーだったら号泣してるよー。まあ、ずっと同じ立ち位置で両者微動だにせずってことはないからちらほらとは見えるのだけどね。

4曲目にして早くも『いつかの”熱視線ギャル”』の登場。この曲を知らないで「熱視線ギャルって・・・(苦笑)」と思ったお方、もしおられましたらぜひぜひジュリワンのアルバムを聴いてくだされ! 名曲なんです!!
吉田Qさまという、『涙がこぼれちゃう』を作曲した若手シンガーソングライターの作った曲です。
ちなみに吉田Qの敬称が「さま」なのはお約束らしいです。

走っているときこの曲聴くとすごく元気が出る。ライブで聴くとCD以上にいい。

『ハートにズキューン』。このタイトルを初めて見たとき思わず、「あーあ・・・。ジュリー、やっちゃったね」と思ったものだった。でも実はすごくかっこいい曲。スゴイ歌詞(「バキューン バキューン バキューン ドキュン ズキューン ズキューン ズキューン ドキュン」って・・・)にオシャレな曲。私もヘタクソなりにもう1年半ベリーダンス習ってるもんだから、つい腰がクネクネ動いてしまう。ハラ(腰)出してクネクネ踊ってる女を見て後ろの席の男性(=加瀬さんのお友達)はどう思っただろうか。でも誰がどう思おうと踊り出さずにいられない! やっぱりライブはいいっ!!

噂に聴いていた『追憶』、アコースティックな味わいのあるコンサートバージョン。
この曲ってちょっと重いのだけど(何が重いって・・・ニーナ、きみちょっと重過ぎるんだよ。愛を誓うために長い髪を切ったり薔薇の花で恋占いしたりしたら男は絶対ひきます)、これはとってもサワヤカに聴ける。レモンのようにフレッシュな、ショートカットのニーナに惚れ直したぜ!
でもどっちかを取れと言われたら、重い女の子の原曲になるけど。

『海にむけて』。この曲あたりからジュリーの声は絶好調になった。老年にさしかかった夫婦の心境を描いた歌で、私などにはまだいまいちピンとこないはずの内容なんだが、今日は胸に響いた。なんと言ってもジュリーの歌が素晴らしかった。2番で思わず泣き崩れそうになるジュリー。しかし決して崩れず持ち直すのはさすが。
『追憶』から『海にむけて』、この流れがとても良かった。全然似てないはずの曲なんだが。やっぱり同じ作者だから何かしら通じるものがあるのだろうか。

ジュリーと言えば歌詞忘れ・歌詞間違い・歌詞飛びで有名(?)。今回、聴く前に不安だった曲が2曲ある。そのうちの1曲、『涙がこぼれちゃう』。

不安要素は2つ。

1.今回のツアーで初めて歌われる曲だから。
2.イマドキの若者(25歳)の手になる曲だから、歌詞がみっちりと詰まっていて長い。

しかし、そんな私の不安など知らぬかのように実に堂々と(って大ベテランのプロのシンガーに言うことじゃないが)歌うジュリー。この歌が生で聴けて本当に嬉しい。とうっとりしていたら、とうとうやってくれました、ジュリー先生、一番の聴かせどころであるアコースティックギターだけの伴奏になるところ。

「たまに優しい言葉を かけてくれたなら ためらわず 生きてゆける きっとそうなんだあっ!」
ってセンセイ、飛んでるし!! 混ぜてるし!! 作詞してるし!!!
(正解は「たまに優しい言葉を かけてくれたなら それだけで 人はきっと生きてゆけるのさ」)

ためらわず生きてゆけるって・・・。生きるのためらっちゃってどうするんですか!? ためらうのは電話しようかどうしようかってことだったはずでしょ。Qさまが聴いたら怒るよ。ところでQさまは大阪公演見に行ったりするのかな。

それにしても私の不安(期待?)を見透かしていたかのような見事な間違いっぷり。ますますジュリーが好きになってしまいました。

なんかねえ、実に不思議なんです、ジュリーって。

今回のコンサートでは、ワイルドワンズの曲をやるときにもジュリーは引っ込まない。ジュリーもなんと、コーラスで常に参加しているのだ。なんとぜいたくなコーラスでしょう。

そして加瀬さんのソロ曲、『僕たちほとんどいいんじゃあない』では、シェイカーを振っていたりするわけである。

その、コーラスしているときとかシェイカー振っているときとか、なんか実にツマラナそうに歌っていたり、歌いながらよそ事考えているような表情だったり、ネクタイをゆるめたりボタンをはずしたり腕まくりをしていたりする。

しかしジュリーは本当は退屈なのではなく本人は精一杯まじめに一生懸命やっているんだろうな、ということもわかる。そういう人だということは、ファンだから知っている。しかしなぜかつまらなそーに見えてしまう。

なぜだろう、と考えてみた。

それはズバリ、「場違い」、それに尽きる。

ジュリーはバックコーラスしたりシェイカー振ったりという、それだけの人であるはずがない。常にフロントに立って注目を浴びることを運命づけられた人なのである。そんな人がバックコーラスをしている。これってきっと本人は楽しんでやってるんだろうな、という気がする。

『プロフィール』。この曲は最初鳥塚さんが歌い、サビ手前のところでジュリーに代わる。
CD聴いていても、ジュリーが「明日のことなど・・・」と入ってくる直前、「次、来るぞ、来るぞ」と思ってワクワクしてしまう。ライブでもはっきりそれを感じた。CD以上に。

鳥塚さんの歌が悪いわけじゃない。十分素敵なのだけれど、ジュリーはもうどうしようもなく別格って感じで。すみません、ファンだからでしょうかね。もう、ジュリーが声を発するとパアッと太陽の光が射し込むような感じになるんです。心なしか、鳥塚さんも自分のパートを歌い終えるつど、なんかホッとした表情になっているように見えた。

それにしても加瀬さんって可愛い。いくらかっこ良くギター弾きながら決めてても、どうしようもなく可愛く見えてしまう。カズさんと並んで弾いていると、まるで親子みたい(実際は12~13歳くらいしか歳は離れていない)。二人とも可愛くってもう、このまま家に持って帰りたいくらい。ジュリーは家に持って帰りたいって感じじゃあない、かさばるし! 声でかいし!

さて、『涙がこぼれちゃう』と並ぶジュリーの歌詞飛び不安曲第二段が『Friendship』。
これは八王子での歌詞飛び土下座事件をジュリーブログで読んでいたから。この曲でコンサート本編が終わる、ということは知っていたけれど、無事に何事もなく終わってくれるよう祈るような気持ちでいた。ずっと聴いていたい、でも早く終わって欲しい、という矛盾した感情。

「一人は湘南ボーイ」、「一人は京都ボーイ」というところでそのつど客席から拍手がわき起こる。二番の「一人は The Tiger」、「一人は The Wild One」でも同じ。昔からのファンにとっては自然な感情なんだろうなあ。私には想像するしかできないけれど、とてもうらやましい。

ああ、そして。私もこの曲の歌詞を暗記しているわけじゃないけれど、今日は完璧だったのではないだろうか。いい曲だ・・・。

アンコールはお待ちかねダンスタイム、『渚でシャララ』。この曲だけは誰も楽器を持たず、マイクも付けず、ダンスに徹する。私は家で全然ダンスを練習していなかったけれど、踊っちゃった。すごい楽しかった~。

この曲で、ジュリーのダンスを見ようと思うのだがついついカズさんに目が行ってしまった。チェックの半袖シャツに赤いネクタイで一生懸命踊っている姿がなんかボーイスカウトの少年みたいで可愛くて仕方なかったんだもの。

ラストは『気になるお前』。この曲ってなんかストーンズみたい。実にかっこ良い。

どの曲だったかな、コーラスの合間にネクタイを外してマフラーみたいにだらりと首の後ろに回していたときがあった。ジュリーのしぐさや表情って、見ているとすごく不思議。たぶんファンじゃない人が見たら、ステージ上でのジュリーの動きを見て「宴会ではしゃぐ定年間近のサラリーマンみたい」と思ったりもするだろうことは想像に難くない。私にもそう思える瞬間もある。しかしその同じ人が歌い出すと、なんだろうこのすごいパワーは。単に歌がうまいとか声量があるとかそういうことではない。

9列目というよく見える席をいただいたが、それでも時々双眼鏡を通して表情をじっくり眺めてみた。それで思ったこと。

ジュリーの眉毛って、実にイケズそう。

あ、これ決して悪口じゃないですよ。この眉毛もチャームポイントだと思います。

ジュリーファン(もしかしてワンズファンかもだが)の法則発見。

携帯の待ち受けが孫の写真である。
by wumingzhi | 2010-06-12 23:48 | Julie