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三重県津市でヨガを教えています。ヨガのことだけでなく、日々のいろんなことを書いていきます。


by NAO
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徳島ラーメン、『哭不出来』

昨日、夫が休みを取ったので、桑名のラーメン街道に行ってきた。
ここは前に住んでいたところの近く。もしまだ住んでいたら毎日お昼に食べに出かけて、難なく全店制覇していただろうなあ。

先日TVで取り上げられていた徳島の東大ラーメンが食べたかったので探した。
すると東大ラーメンは一番人気で、最後尾70分待ちの看板が出ている。
でも、並んでいる人数から考えてとても70分もかかるとは思えなかったので、がんばって並んでみることにした。
私が惹かれたのは、こってりした豚骨スープに生卵を落として麺に絡めて食べる、というところ。
夫は生卵が嫌い。じゃあ、オーダーするときに外してもらえばいいではないか、と私は言う。しかし夫は料理を注文するとき店の人くわしく質問したり、イレギュラーな注文をしたりすることをことのほか嫌う人なのである。スープにもぐらせて固まらせてから食べるからいい、などと言って意地を張っている。一言、「タマゴは要りません」といえば済むことなのに。
もしかして、「うちのラーメンにタマゴを入れないで食べるだと? そんなわかってない客に食わせるラーメンなんかねえ!」と言われることを恐れているのかもしれない。確かに、そういうラーメン店は存在するかもしれない、と思わせる昨今のラーメン事情である。



前に並んでいた、名古屋から来たという老夫婦とときどき話をしたりしながら待っているうちに時間は経った。結局待ち時間は55分くらいだった。

店内に入ると同時に、生卵の問題は解決した。タマゴを盛ったどんぶりがあらかじめテーブルに置いてあり、客は好みで何個でも好きなだけ割り入れて食べればよいのだ。今、タマゴが恐ろしく値上がりしていることもあり、私はラーメンには3個割り入れて、自分のバッグにこっそり5個入れた。というのは嘘で、ラーメンに1個入れただけである。生卵なんて、いくらなんでも持って帰れません。

徳島ラーメン、『哭不出来』_b0020550_1893691.jpg私は店のおすすめの、徳島とんこつ正油・肉入り を注文した。夫はとんこつ味噌ラーメン。
食べてみると、意外と辛めの味付け。徳島ではごはんと一緒に食べるのが主流、だそうで、確かにごはんが欲しくなる味。夫のライスをちょっとへつりながら食べる。ちなみにライスは200円でお代わり自由。テーブルには生卵と醤油もあるので、やろうと思えばタマゴかけご飯をして食べられるかもしれない。そこまでやる人がいるとはあまり思えないが。
夫の食べている味噌味のほうが、むしろあっさりめの味付け。まろやかな味だった。

食べ終わって、ラーメンやお土産を販売しているショップを見ていたら、前に並んでいた老夫婦と再会。老夫婦も私たちとまったく同じオーダーをしたらしい。奥さんのほうは豚骨正油が辛すぎて口に合わず、旦那さんのほうの味噌ラーメンと交換して食べたと言っていた。

少し買い物をして戻る。帰宅する前に近所のカラオケに寄って1時間半歌っていく。おとついから我が家ではなぜか阿妹ブームなのである。それも昔の。
マスターしたいと思っている『哭不出来』を2回くらい歌う。タメが入るのでサビの出だしが難しい。

この『哭不出来』だが、この歌の歌詞を見ながら一人で歌っていると、なんだか涙が出そうになってくる。
別にこの歌詞のような体験をしたわけでもないし、この歌を聴いていた頃の思い出がよみがえるということでもない。しかし、あたかも同じ経験をしたかのような気持ちに一瞬にしてなってしまうのだ。

それが音楽の力というものなんだろう。
by wumingzhi | 2004-12-09 18:10 | 生活