昨日、娘の進学予定の中学校に書類を提出しに行った。
公共駐車場に車を停めて、そこから学校まで片道20分くらい歩いていく。
実は入学関係の書類があったことをすっかり忘れていて、〈必着〉と明記されていた提出期限を1週間過ぎていた。小学校を通じて督促があり、あせって届けに行ったのだ。
もし書類不備のために娘が中学校に入学できなかったら娘、怒るだろうな…。
「大丈夫、 中学校は義務教育だから公立中学校には絶対行けるからね! 家からも近いし」と娘には言ったが、もし本当にそうなったら娘、怒って悲しんで、私に心を閉ざすだろうな。
そんなことを思いながら中学校の事務局に書類を持っていくとあっさり受理された。やや拍子抜けの感あり。
帰り道、川べりを歩いていると茂みの中に雷鳥のような鳥がうずくまっているのが見えた。このあたりに雷鳥がいるはずないのだが。雷鳥みたいな鳥は、私の足音を聞きつけてか、飛んで行った。
まだまだ寒いけれど、桜はもうつぼみを付けて春の準備をしている。桜の木の下にはスイセンが花盛り。
お天気は曇り空だったけれど、寒くはなく、とても良い散歩を楽しめた。雷鳥(もどき)や花のつぼみを見つけて移りゆく季節を感じ、「人は歩くスピードで生きるように作られているんだ」としみじみと実感した。わざと公園の中を通って土を踏んで歩く。土の上を歩く感覚を忘れたくない。この世には忘れたくないことがたくさんたくさんある。あの世には持っていけないのだから、味わえるうちに味わっておかないとな!